「炭鉱閉鎖でバンドが続けられない」
主人公のような女性はいるが途中から影。
炭鉱を舞台にしたリトルダンサーとか
国は違うが遠い空の向こうにとか
(Octber sky は Rocket boysのアナグラムなんだから邦題何とかせんと)
鉄鋼業だがフル・モンティとか
流れ的にはそんなん。
お金無いけど情熱はある。
次第にその情熱も失われる。
それでも大会で優勝するが
スピーチで受賞を拒否するあたりは一寸驚く。
(別の人がもらうけど)
たかが音楽で人は変わらん。的な事を言う。
その言葉に重みがあるよう
炭鉱モノにアリガチなシリアス路線。
貧乏の演出には時代的に扱いやすいのと
政治批判しやすいのだろう。
決して甘ったるいハッピーエンドでは無く
ただ音楽大会で優勝しただけで
それぞれの人生は続く。
帰ったら現実が待っている。
ウイリアムテル序曲から
ラストの威風堂々が素晴らしく合う。
7/10
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