忍者ブログ

最強のふたり

最強のふたり

笑えるけど泣けはしない
「障害者と犯罪者の交流」
ってコレは極端か。

話は単純。
首から下が動かない金持ちのオッサンと
絵に描いたような、家庭環境に問題がある黒人青年の交流。

笑える部分は遠慮の無い会話。
障害者に対する、人によってはキーキー言いたくなるような台詞
それをそう感じさせないのは
言われている側が笑っているから。
勘違いしてはマズイのは
この映画を観て同じような事をして
日本人相手に何処まで冗談が通じるか。
お勧めできない。

はっきり言って泣けはしない。
楽しい映画ではあるが泣けるような映画ではない。
互いのキャラもしっかり描いているし
単なる札付きのワル。にならないような描写や
単なる偏屈じじぃ。にならないような描写もあり
それぞれに何が必要なのかも丁寧に描かれている。
しかしこの部分をしつこくする事なく
必要最低限に止め、展開にリズムを与えている。
二人の交流だけでは時間的に足りないだろうと
娘のエピソードとかあるがどうだろうか。
二人の無茶がもうチョット欲しいような気もしたし
信頼を得るための話がもう一つ二つあってもいいような気もした。
意地悪にならない障害者と
(最初は)イヤイヤながらも介護をこなす元犯罪者の姿は
チョット薄味なような気がしないでもないが
映画としてはこのアッサリ感が好ましいのだろう。
あまり濃いと万人受けはしないし。

逆に物足りない感は否めない。

オースターの小説ムーンパレスとか
セント・オブ・ウーマンとか
またチョット違うスタンス。
問題ある二人の友情モノとして楽しむ作品。
アバウト・ア・ボーイとか

6/10
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

トラックバック

プロフィール

HN:
カナミチ ノニ
性別:
男性
自己紹介:
連絡事項ありましたら
記事内容問わずコメント残してください。
(記事のタイトルをクリック)
折り返し連絡いたします。

最新コメント

[12/28 のに]
[12/28 とも@電車]
[12/18 のに]
[12/18 とも@凹み中]
[12/17 のに@すた]

ブログ内検索

コガネモチ

アーカイブ