いやまあ凄いトンデモ理論だが
ソレさえじゃあそういうことでと納得して観れば楽しい。
展開も速く、説明も無く物語りが始まり、
要素を一つずつ塗り潰す過程に
次はどうするのかと引き込まれる。
その無理矢理な設定も
8分間と限定し、列車の密室空間を利用し
イロイロとスリリングに展開させる。
とか、観る人によっては生き方とか死に方とかまで考えるような。
が
やはり設定が引っ掛かってしまってどうも。
「過去に戻って列車爆破犯人を捜す」
で、この過去の戻り方を小難しく、挙句トンデモで
量子論で脳の記憶がどうので8分間記憶しているとかで
そのプログラムをどうので。
あれか?シュレティンガーの猫たん状態なのか?
でもアレは推測か。
意識やら記憶やらに入り込んだところで
進んだ時系列をなぞるだけだろうから
何か別の行動をどうのこうのと考える事がオカシイのであって
劇中でも偉い人が矛盾した事をぬかしよる。
記憶を覗いているだけな筈なのに行動できたとして
最後に爆破が起きなければ事件そのものが起きない事になるので
そこで矛盾が生じてパラレルワールドが存在してしまう。
で、乗っ取られた人格やら意識は何処へ行ったのよ。
スイッチ切っちゃったら本人死んでしまわないん?
なに?ゴーストってやつか?
マトリックスでさえプラグ抜いたら死んでしまうんに。
いやいや待てよ?スイッチ切った過去も無かった事になっているから
本人は死んでいないって事か。
続きは全てカプセル内の主人公の妄想でごわした。とか?
面倒くさいからやめる。
設定に目をつぶれば、物語は楽しめる。
が
ずっと苦笑いしながら見ていた。
これならまだ「記憶喪失モノ」だけのが・・・
4/10
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