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アジャストメント

アジャストメント

調整員がアホ過ぎて
「運命なんて何のその」

選挙で負けた。女と出会った。
女と会うなと変な組織に言われた。
でも会った。
追われて逃げて女と別れて
また会った。
追われて逃げて議長が折れた。

サスペンスでもヒューマンドラマでもなく
ファンタジー
日本の漫画とかでもありそうな。
ディックらしいっちゃらしいのだろうが。

それにしても調整員が間抜けすぎる。
ここまでミスしたらクビになりかねないが
議長の愛は無限なのだろう。

偶然を調整と呼んで運命論を説いて
それを主人公に抵抗させる。
発想も演出も楽しいのだが
映画としての調整員の調整が難しかったのだろう。
権限や能力を与えすぎると
主人公の抵抗ができなくなるから。

何より、主人公とヒロインの間の
引き離されても結ばれる絆の強さが
いまいち描ききれていない。
いやいや、そんな事より
二人のがひっついたら大問題ならば
最初のまさに運命的な出会いから調整すべきだろうが。
とミモフタモナイ。

5/10(ディック補正、デイモン補正含む)
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